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現代クライン派における自閉症理解

今回は専門的な勉強のお話。


精神分析理論において、その一派である「クライン派」は病院などでケースを持つ中で非常に深い理解を提供してくれる考え方だと思います。


しかし実際にクライン派が行ってきた面接の方法(週5回など高頻度)などは、医療費が全て国が賄ってくれているイギリスの保険制度だからこそ可能だった面があり、そこでの知見が日本のシステムの中ではなかなか用いることができななどという声もあったりします。


またそもそもクライン派の理論は、その内容が難解(≒とても深い)だったりもするため、倦厭する臨床家も多いのではないでしょうか。


そこで今回、先日行ったオンライン研究会の発表で作成したクライン派に関する発表資料がありますので、よかったらご参考にしていただければと思います。ここでは、特に近年のクライン派(タスティンやアルヴァレズら)の流れが、発達障害の理解においても深い知見を与えてくれることに気が付かれるでしょう。


資料作成において参考にした本は;

①生い立ちと業績から学ぶ精神分析入門 22人のフロイトの後継者たち 乾吉佑監修他(創元社)

②意識性の臨床科学としての精神分析―ポスト・クライン派の視座 平井正三(金剛出版)

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クライン派と自閉症
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