こちらの番組でゲーム依存の実態が特集されています。
AbemaPrime 「ネット依存特集」より
表題にある「ゲーム1日20時間」「ガチャに500万円以上」といった、センセーショナルな部分に目が向きがちですが、この番組を見て私が考える注目点は、
①ネットゲームにハマる人は、現実世界でのトラウマやつらさ、問題を抱えている人が多い。ゲームによって自分の不安や悩みを忘れようとする人は、依存症になりやすい。
②自分の居場所を実社会で見つけられない人が、ゲームの中での「役割」や「仲間づくり」、「承認を受ける」といった体験によって、ゲームの世界で生きがいを感じている。
③現代のゲームは「終わりがない」ため、やめられなくなる傾向にある。
④家族の教育やカウンセリングによって意識を変えるだけでも変化するケースがある(過剰な期待、放任、金銭的援助、コミュニケーション不足等の問題を解決する)。
⑤ゲームをやめさせようとするより、まずはゲームに逃げ込みたくなる気持ちを理解することから始める。
⑥本人も親も、理解され癒やされることが必要である。
これらの点は、私も同意します。
依存症の治療の基本ですが、本人だけを何とかしようとしても上手く行かないことが多いです。上のまとめの中でも、②④⑤⑥は社会や家族との「関係」に関する内容ですね。本人も家族も癒やしを求めているのだけど、それが依存症や関係の問題(共依存等)に現れて上手く行かなくなっている。だから本人だけでなく家族もみんなで問題に対処していって、健康な「関係」へと戻していけると、回復が見えてくるわけです。
みなさんで良くなってまいりましょう!。
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